たんぽぽの葉っぱは、うさぎさんの大好きな野草ハーブのひとつです。
利尿作用や肝臓の働きを助ける効果があると言われていて、生の葉っぱはもちろん、乾燥したたんぽぽ葉を与える飼い主さんも多いです。たんぽぽは、春から冬まで葉っぱを長期間収穫できるので、うさぎ畑農園の出荷でも重宝する作物です。
さて、そんなたんぽぽ葉も、寒い冬の間は葉や茎が成長できず、地面に張り付くようにして越冬します。今回はたんぽぽの越冬の仕方について解説していきたいと思います。 ではいってみましょう!
真冬のたんぽぽ
たんぽぽは厳しい冬の時期は、葉を上にのばさず、地面にくっつけるようにしています。これは、気温が低い日中でも太陽光に温められた地面の近くは温度が上がりやすく、光合成を行いやすいという効果があります。また、地表近くは冬の冷たい風が当たりにくく、葉が傷つけられにくいというメリットもあります。こうして、寒い冬が苦手なたんぽぽは寒さを防ぎながら春を待つのです。
春のたんぽぽ
暖かい日差しが降り注ぐ春。たんぽぽにとって、うれしい季節です。写真のとおり、たんぽぽの葉は寒さから解放され、日光を求めて上へとのびます。葉っぱ1枚1枚が喜んでいるようにも見えますね。うさぎ畑でも、春になって葉がのび始めるとたんぽぽ葉の出荷が始まります。再開を待ってくださっているお客様も多くいらっしゃるので、出荷スタートをお知らせするのは私にとっても喜びです。
まとめ
いかがでしたか? たんぽぽの茎葉の形状は、ロゼット状といって、放射状やらせん状に構成されており、茎が短く葉をたくさんつけやすい特徴があります。茎が短い分、寒さに茎があたって枯れることが少ないので、越冬しやすいというメリットがあります。
たんぽぽが寒い冬をどう越していくかは普段考えることがないことなのですが、うさぎさんの大好きな野草ハーブの生育を身近に感じていただけたらうれしいです。読んでいただき、ありがとうございました!