イタリアンライグラスはうさぎさん用の牧草の中でも人気の種類のひとつです。細い葉や茎が特徴で、香ばしい香りとやわらかな食感が人気の理由です。
さて、春はイタリアンライグラスが穂をつける季節。通常は、穂が出る前に刈り取ってしまうので、販売されているイタリアンライグラス牧草には穂がほとんど含まれていません。うさぎさんと生活されているみなさんも、穂を見たことはあまりないのではないでしょうか。
今回は、うさぎ畑の農園で収穫後に少し残ったイタリアンライグラスの穂の写真をご紹介したいと思います。
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出穂期のイタリアンライグラス
出穂期のイタリアンライグラス
下の写真は、イタリアンライグラスが穂をつけ始めた時期のものです。穂が形成される時期のことを、出穂期(しゅっすいき)と呼びます。茎の節々から穂が出てき始めたばかりで、まだ穂が開いていない状態です。
開いたイタリアンライグラスの穂
穂が出てきてしばらくすると、穂が槍(やり)のような形になってきて、茎から飛び出たようになります。穂は左右交互に規則正しく付いていて、細かい毛も見えます。穂の中に熟した種(実)ができるようになると、麦の穂のように黄金色に見えるようになります。やがて、熟した種は新たな土の中で発芽し、次世代へ命をつなぐことになります。
まとめ
今回は、イタリアンライグラスの穂についてお伝えしました。牧草の畑の様子を少しでも分かりやすいお伝えできればと思っているのですが、いかがでしょうか。うさぎさんが食べる大切な牧草の畑について、ご覧いただいたみなさんがご興味や関心を持っていただけましたら幸いです。