うさ飼いさんは自分以外のうさ飼いさんがうさぎとどんな暮らしをしているのか気になるらしいー。というわけで、5年前になりますが、SNS、うさぎ専門店にご協力をいただき、うさぎの暮らしや健康についての大掛かりなアンケート調査を実施しました。「うさぎと暮らす」の読者以外にも数多くのうさ飼いさんにご協力をいただきました。『うさぎの暮らし』がおおよそわかる貴重なデータを2回にわたり、掲載いたします。
データについて
アンケート期間:2015年8月中旬〜10月末まで
飼い主さん:210人
うさぎ:308匹
収集方法:メール、FAX、手紙
飼い主さんのこと
飼い主さんのうさぎ飼育歴は?
飼い主さんのお住まいは?
今回アンケートにお答えいただいた方はうさぎ飼育歴が長い方が多いようでした。一番長い方で30年以上という方もいました。何代かに渡ってうさぎを迎えている方も少なくなく、同じうさ飼いさんのために役立つデータをと、多くの方にご協力をいただけたことを心より感謝いたします。
データとしては掲載しませんでしたが、うさぎのお迎え先は、関東圏ではうさぎ専門店から、それ以外の地域はペットショップが多いことがわかりました。
お迎えしている月齢はペットショップでは平均生後1ヶ月以内に、うさぎ専門店では1ヶ月以上の月齢でお迎えしていることがわかりました。
うさぎについて
お迎え先は?
お迎えした月齢は?
うさぎの性別は?
うさぎの現在の年齢
うさぎの避妊・去勢について
避妊・去勢手術していますか?
みなさんの声では圧倒的にオスは未去勢、メスは避妊と未避妊の割合がほとんど半々でした。未去勢のオスの飼い主さんはスプレー行為に悩んでいるという声はあるものの、一方で「特に困っていない」という方も多数いらっしゃいました。オスのカクカクやスプレーは個体差があったり、飼い主さんも部屋に対策をするなどして、うまく向き合っているようです。メスの避妊済みの飼い主さんは良い点と困っている点を挙げる方が多く、良い点は子宮系の病気の不安が取り除かれた、困っている点は一年中だらだらと抜ける毛についてなどを挙げています。
オスの手術後の声
- 発情がなくなった。
- かみ癖がなくなった。
- おだやかになった。
- スプレー行為がなくなった。
- 性格が穏やかになり、抱っこやグルーミング中もおとなしくなった。
- 手術をして、マーキングがなくなった。
- 前のコはやはりオスで、2歳の頃にもう1匹近所で保護したオスを迎えたところ、ひどいケンカをしたため、2匹とも去勢したらとても仲良しになった。
オス未去勢
- スプレーと足にカクカク、たまーに足を噛んだり足の甲をホリホリする、痛い。
- もう1匹が近づいた時に威嚇したり咬もうとする。
- 一時期スプレーあったけどカクカクはなく困っていない。
- カクカクはしますが、飛びチッコはしないし、特に困るほどのことはない。
- ちょっと神経質。
メスの手術後
- 子宮系の病気にならない安心感。
- (困)⇒大換毛で毛をなめうっ滞、(良)⇒偽妊娠がなくなり穏やか。
- (困)⇒毛が抜ける、太る、(良)⇒病気の心配がない、巣作りしなくなった、オスと遊べる。
- 子宮系の病気にならない安心感。
- 手術後太り、心臓と後ろ足に負担がかかってしまいQOLが損なわれた、12歳になってから子宮から出血するようになってしまった(卵巣だけの摘出による)。
- (困)⇒換毛、(良)⇒性格がおとなしくなった。
- (困)⇒体重の増加、噛み付き、イライラ(、良)⇒粗相がなくなった。
- 毛をむしらなくなった。
- 性格が穏やかになり、抱っこやグルーミング中もおとなしくなった。
メス未避妊
- 今後の子宮ガンを考えると心配。
- 偽妊娠がある(この声多数)
アンケート結果その2の「飼育環境」についてはこちらをご覧ください!