今回は、イオンペット株式会社によるワンちゃん・ネコちゃんのお留守番と暑さ対策についてのアンケート調査をご紹介します。まだしばらく猛暑が続きそうですし、うさ飼いさんにも共通する点もありますのでご参考にしてみてください。

アンケート調査
年々暑さが増す中、ペットと一緒に住んでいる方は「お留守番中の暑さ対策」に頭を悩ませる場面も多いのではないでしょうか。
そうした背景のなか、「ペテモ」では、愛犬や愛猫を1週間に5回以上お留守番させる飼い主の方々に、暑さ対策についてアンケート調査を実施しました。
アンケート回答者:愛犬や愛猫を週5以上お留守番させる方108人(全国)
アンケート回答期間:2023/7/7~7/8
アンケート機関:イオンペット株式会社
アンケート方法:インターネット調査
まずは、1回のお留守番時間について聞いてみました。
ペットをお留守番させる時間
設問:ペットだけを残して外出するとき、1回のお留守番の平均時間はどれくらいですか?
「3時間以上~5時間未満」が25.0%で最も多く、次いで「7時間以上~9時間未満」が23.1%、「5時間以上~7時間未満」が22.2%の順となりました。3~9時間程度お留守番をさせることが多いようです。
一人暮らしや共働き世帯では、テレワークの機会が減ったことでペットのお留守番時間が増えた家庭も多いのではないでしょうか。

次は、ペットのみでお留守番させるときの暑さ対策について聞いてみました。

ペットのみでお留守番させるときの暑さ対策は?
設問:夏場にペットのみでお留守番させるとき、暑さ対策で行っていることを教えてください。
「エアコンをつけたまま外出する」が69.4%と一番多く、次いで「ペットが自由に居場所を選べるようにする」が40.7%、ほぼ同じくらいの割合で「直射日光が当たらないようカーテンを閉める」が38.0%という結果になりまあした。
また、29.6%が「ひんやりアイテムを使用する」と回答しているように、近年グッズを使った暑さ対策の注目度も高まっているようです。
次に、ペットがお留守番しているときの不安や対策について聞いてみました。

ペットがお留守番しているときの不安
設問:夏場にペットのみでお留守番させるとき、どのような不安や困りごとがありますか?

「留守番中に体調不良になっていないか不安」が48.1%で最も多く、次いで「停電などでエアコンが止まること」が38.9%、「エアコンの使用でコストが気になる」が32.4%の順となりました。
大切なペットをお留守番させるときは、エアコンの使用料金よりも、体調不良になっていないかと愛犬/愛猫の健康第一で考える飼い主さんが多いようです。
停電になった時の暑さ対策
設問:万が一、ペットがお留守番中に停電になった時の暑さ対策はしていますか?

万が一、ペットがお留守番中に停電になったときを想定した暑さ対策を「している」と答えた飼い主が17.6%、「していない」が82.4%という結果になりました。
夏場は部屋の中にいても室温が高くなりやすいため、エアコンやカーテンで温度を調整し、快適な室内環境を保つことが大切です。
ペットのお留守番時の不安で「停電などでエアコンが止まること」と回答した飼い主が38.9%と2番目に多かったにもかかわらず、8割以上の方が、夏場の停電に備えた対策をしていないというのは多く感じられるのではないでしょうか。
大切なペットの健康を守るためにも、災害や故障などを想定して、電気を使わずに涼めるようにしたり、電気が復旧したときに遠隔でエアコンの電源をONにできるようにしたりと十分な対策をするとよいでしょう。

次に、お留守番中に停電になったときにも便利なペットのひんやりアイテムについて聞いてみました。
ペットのひんやりアイテム
設問:ペットのひんやりアイテムを持っていますか?

「持っている」が47.2%と一番多く、次いで「持っていないが、ペットのために欲しい」が29.6%、「持っておらず、今後も買う予定はない」と答えた飼い主は23.1%と最も少ない結果となりました。8割近くの飼い主が、ひんやりアイテムを持っているか興味があると回答しています。
ひんやりアイテムには冷感素材を使ったものや保冷剤を入れるタイプ、アルミプレートなどさまざまな種類があります。電気を使わないグッズなら電気代を節約でき、いざというときも安心です。
ペットの特徴や好みに合ったひんやりアイテムを準備してあげましょう。

ペットのひんやりアイテムの内容
設問:「ペットのひんやりアイテムを持っている」と回答した方にお聞きします。持っているペットのひんやりアイテムを教えてください。

持っているひんやりアイテムで最も多い回答は「冷感マット」で78.4%でした。ペットがよく利用するマットをひんやりアイテムに置き換える飼い主が多いようです。
触った瞬間冷たさを感じる接触冷感素材・ジェルを使用したタイプ、体温を効率的に放熱してくれるアルミタイプ、ひんやり感が持続する石タイプなど、素材ごとの使い心地は異なります。使う場所やペットの好みに合わせて選びましょう。


最後に、ペットの暑さ対策で工夫していることについて聞いてみました。
ペットの暑さ対策で工夫していること

- ひんやりグッズ、水を数箇所置く、扇風機やサーキュレーター、クーラーを付けておく、窓をあけておく、移動出来るようにしておく、カーテン、すだれをつける
- ペットだけの留守番時間をできるだけ短くする
- 見守りカメラとスマートリモコンを活用して、ペットの様子や気温などの確認ができるようにしています。トラブルなどで停止してしまった場合や、うっかりエアコンを付け忘れた場合にも、気温が一定以上になった場合にスマートフォンに通知が来るように設定してあります
- 水をおく、ひんやりマット使用、扇風機使用、暑すぎる時はエアコン使用
- 天然石の板の板を置き、扇風機をつけている
- 風呂場に水を置いて、いつでも飲めるようにしている
- 涼しいマットを置いて扇風機をかけています
- 涼しい部屋と、冷房が付いていない部屋を好きに行き来できるようにしている
- 冷えるとお腹を下すことがあるので、冷えすぎないよう温度設定をする
- 冷房、扇風機、サーキュレーターなどを付けたままで出掛ける
- 一番多かったのは、ひんやりアイテムとエアコン、扇風機など、複数の暑さ対策を組み合わせるという意見です。
- その他、1回の留守番時間をできるだけ短くする、涼しい部屋とエアコンがついていない部屋を行き来できるようにするといった意見も見られました。
- お留守番時の暑さ対策は、「これをやれば完璧」というものはありません。 ペットや環境に合わせて色々な対策を組み合わせることが大切です。 ひんやりアイテムも活用しながら、夏を健康に乗り切りましょう。
まとめ
夏場にペットのみでお留守番させるときは、エアコンで室温を調整する方が最も多いようです。 一方、停電時の対策を取っている方は2割未満となっており、ひんやりアイテムなどを活用した電気を使わない対策が求められます。
よくペットをお留守番させる飼い主から人気のひんやりアイテムは冷感マットです。 冷感ベッド、冷感クッションなどペットが敷いて使うグッズも人気です。
この夏の暑さ対策にお悩みの飼い主は、ひんやりアイテムを有効活用してみてはいかがでしょうか。
