うさぎの基本

うさぎ用語集【1】

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今回から数回に分けて、うさぎにまつわる「うさぎ用語」をご紹介します。うさぎと暮らす皆さまでも間違って覚えていたり、知らないこともあるかもしれません。

うさぎの体・行動

足ダン・スタンピング

後ろ足を床面に叩きつける行為を「足ダン(スタンピング)」と呼び、基本的にはうさぎにとって不愉快な気持
ちを表現する行動。ただし、遊びながら「足ダン」するコもいる。

アナウサギ

飼いうさぎの先祖。飼いうさぎが狭い所や暗い所を好むのは、アナウサギがワーレンと呼ばれる地下トンネルの巣穴に暮らす習性があり、その名残と言われている。

アンダーコート・オーバーコート

うさぎの毛は長めのオーバーコート(ガードヘア)と短めのアンダーコートの2種類の毛から成っている。アンダーコートは皮膚に近いところで密集している綿毛のような毛のことで、保温と保湿の役割を持つ。

育児放棄(いくじほうき)

メスうさぎは、初めての出産の時など育児放棄をすることがある。このような場合、人工ほ乳で飼育しなければならない。シリンジで乳糖をコントロールしたペット用のミルクを一日1回から2回、お腹が白くなるまで与える必要がある。また、同時期に生まれた子供の母親に代理母になってもらう方法もある。

カジカジ

家の中の柱や壁、電気コードなどをかじる行為。これは野生の頃の本能で、食べ物である木の枝や木の皮を取る習性が残ったものと考えられている。

偽妊娠

ホルモンのバランスや背中をなでられるなどの外部刺激を交尾と勘違いして排卵が起こることが原因で、メスが妊娠したかのように振る舞うこと。自分の毛をむしり、巣作りに励むようになったら「偽妊娠」の疑いがある。15~20日ほど様子を見れば収まることがほとんど。

げっ歯類

げっ歯目の哺乳類の総称。のみ形をした一対の前歯が絶えず伸び続けるため、物をかじってすり減らす。うさぎもこの特徴を持つことからげっ歯類に含まれていたが、前歯の後ろに小さな前歯があることから(ペグティース)、現在の分類上はウサギ類や重歯類と呼ばれています。

換毛期

うさぎの毛は夏から秋の間に夏毛から冬毛へ、冬から春の間に冬毛から夏毛へと生え替わり、この時期を換毛期と呼ぶ。室内で暮らしているうさぎの中には、換毛期自体がほとんど見られなかったり、年に1回だったりするコもいる。また、換毛が半年続くというケースもある。

血尿

尿に血が混ざる症状で、泌尿器疾患や生殖器疾患などが考えられる。食べ物の色素によって尿が赤くなることもあり、赤い尿が必ずしも血尿とは限らない。

思春期

性成熟に達する少し前の生後3~5ヶ月頃に起こる。落ち着きがなくなったり、ケージを執拗(しつよう)にかじったり、なでようとすると逃げたり……このような問題行動が見られるようになったら、思春期に入ったと言える。飼い主さんとうさぎの関係が確定する大事な時期でもある。

視野(しや)

うさぎの視野は両目で360度以上あると言われる。しかし純血統などの額の広い種類やロップ類などは、視野はこれほど広くないと思われる。前方は約27度の視界でしか物がよく見えない。真後ろは9度の視界がある。

視力

あまりよくないと言われている。ただし光への感度は人の約8倍あり、薄暗いところでも物はよく見えているようだ。色覚については、青と緑色に対して敏感だとされている。

重歯目(じゅうしもく)

うさぎの切歯は二重になっている。ここから、うさぎはねずみの仲間(げっ歯目)とは違う重歯目とも呼ばれる。上顎大切歯の裏に小切歯がある。

臭腺

うさぎはあごと肛門部と鼠経(そけい)部に臭腺を有し、いわゆる「うさぎ臭」はここから発生する。首の下を物にこすりつける習性はあごの臭腺の臭いつけであり、頭を前後左右に動かす。メスよりオスの方が、このような行為を行い、自分のテリトリーを主張するために行なっていると言われる。

寿命(じゅみょう)

うさぎはだいたい4ヶ月で成体の大きさになる。その後二年くらいかけて、精神的に成熟してくる。この頃になると、今までやんちゃだったうさぎがおとなしく、人なれしやすくなってくる。
寿命ははっきりとした数字は無いが、5年以上生きる個体は多く、おおむね7~8年といわれている。中には10年以上長生きをする個体もいる。

食糞

うさぎはフンを肛門から直接食べる習慣があり、この行動を「食糞」と言う。うさぎが食べるフンは盲腸糞と呼ばれ、たんぱく質やビタミンBが多く含まれており、これをもう一度摂取することによって栄養を吸収している。

スプレー行為

うさぎが縄張りを主張するために行う、尿を飛ばす行為のこと。オスや縄張り意識の強いメスに見られる。オス同士の多頭飼育では特によく見られる。

スリスリ

家具の角や飼い主さんにあごをこすりつける行為。あごの下にある臭腺から臭いを出して、ここは自分のものだと主張するためのもの。縄張りを主張する習性の一つ。

立ち耳・垂れ耳

俗にネザーランドドワーフやミニレッキスなど、耳が立っているうさぎを「立ち耳」うさぎと呼び、ホーランドロップやアメリカンファジーロップに代表される耳の垂れたうさぎを「垂れ耳」うさぎと呼ぶ。

テリトリー

うさぎの縄張りのこと。うさぎは犬や猫に比べ、縄張り意識が強いため、テリトリーを侵されることを嫌う。爪切りやハーネスの着脱、強制給餌などはテリトリー外で行うとスムーズなケースが多い。

ツンツン

鼻先を人に押し付ける行為。その意味は個体差があり、「遊んで」の意味だったり、「どいて」の意味だったりする。

妊娠期間

約32日、29日から35日くらいの間。早産の場合もあるが、その場合大抵は育たない。また、予定日を過ぎても生まれない場合や、母親の様子がおかしい場合は、直ぐに獣医師に相談し、子どもが生きているか、産道を通る程度の大きさなのか、帝王切開するべきかなどの判断をした方がよい。

繁殖

交尾誘起排卵であるため、性周期をもたないため、一年中繁殖が可能で繁殖力が旺盛。1~2日ほどの休止期がある以外は交尾が可能な繁殖期が続く。

あっという間に大繁殖してしまうことも

ホリホリ

家の中で畳や座布団などを掘ろうとするうさぎのしぐさの一つ。飼いうさぎの先祖であるアナウサギの巣穴が森林や草原の土を掘って地下に作られていたため、その名残と言われる。

骨格は軽量で、体重あたりの比率でいうと8%程度と言われている(ネコは12~13%)。そのためわずかな高さから落ちても着地に失敗すると骨が折れてしまいやすい。

マウンティング

交尾のように腰を振ってまとわりつく行為。オスに限らずメスにも見られる。飼い主さんの手や足に対してカク
カクすることが多いが、格付け行為にあたるため、許さない方がよい。うさぎがマウンティングをしようとしたら、さりげなく手や足を放して、無視をするとよい。

マフ・肉垂

頬やあごの下にできるたるみのこと。太ったメスに多く見られ、オスにはほとんど見られず、あったとしてもメスほど大きくならない。

盲腸

うさぎは草食動物だが、牛のようにいくつもの胃をもたず一つの胃のみをもっている。そのかわりに、草を栄養にするためのシステムとして巨大な盲腸をもっている。この盲腸で、食べた食餌(牧草やペレットなど)を発酵させて盲腸糞として外に出し、それを再び食べてエネルギーとして摂取する。盲腸糞にはビタミンB群やタンパク質が豊富に含まれており、粗食と言われるうさぎの食餌内容を盲腸糞により補っている。

盲腸糞

うさぎは食べたものを結腸の中で普通の便と「盲腸糞」に分別している。普通の便は繊維質など栄養がほとんどないものですぐに体外へ排出され、硬くコロコロしていることから硬便と呼ばれる。一方、結腸でより分けられた栄養価の高いものは、盲腸で発酵の過程を経て、盲腸便となる。盲腸便はぶどう状につながっていて、粘着性がある。

うさぎの病気

うさぎ梅毒

生殖器スピロヘータ、トレポネーマとも呼ばれるうさぎの性病。通常は交尾によって感染するが、仔うさぎは感染している母うさぎと接触することによって感染することがある。症状は生殖器、肛門が赤くなったり、表皮や粘膜が潰瘍となり、出血も見られる。投薬治療を行う。飼育環境は常に清潔に保ち予防する。

うっ滞

繊維質の乏しい食餌や寒暖差、ストレスなどによって胃腸の運動機能が低下したりして起こる胃腸の病気。症状としては、食欲の低下が見られ、フンの量が減ったり、小さくなったり、あるいは出なくなったりする。治療法は消化管の運動を高める薬剤や食欲を増進する薬剤を投与したり、皮下補液などを行い、排せつと食餌を促す。

うっ滞の前兆のうんち。小さい、形いびつ

エンセファリトゾーン

原虫の感染によって起こる。脳で増殖すると斜頸や眼振の症状がある。尿などから感染する。

※うさぎ用語集【2】に続きます!