うさぎの飼い方

うさちゃんのためのカンタン園芸【イタリアンパセリ編】

今回は一度植えたら群生するイタリアンパセリをご紹介します。人用にはサンドイッチ(卵サンド)やパスタ、サラダなど、料理の付け合わせ的存在で、なかなか大量にあっても・・・という食材ではあります。しかし、香味野菜でたいていのうさぎは好きですし、食欲が落ちたときでも食べてくれることが多いです。購入すると少量で高価なので、おうちでうさぎのために栽培することをおすすめします。

イタリアンパセリって何?

イタリアンパセリは、セリ科の香味野菜でアピオールとピネンという成分が食欲を刺激します。β-カロテン、ビタミンC、カルシウムなどの栄養を豊富に含みます。
春や秋によく育ち、適温は15〜20度で、日当たりと水はけのよい環境で育ちます。おうちでカンタンに育てるなら苗が手軽でおすすめです(200円程度で購入できます)。
夏の暑さや冬の寒さには弱いので、この時期はプランターを室内へ移動させて直射日光や霜を防ぎます。
賃貸住宅の方はプランターに植えるとよいですが、パセリと違って草丈が20~40cmほど伸びます。また茎が1.5cmくらいに太く育つので、深めのプランターがよいかもしれません。

苗のうちからおいしそうだネ

栽培の仕方

植え付け期

4~5月、8月下旬

土作り

赤玉土と腐葉土を6:4で混ぜたものに、あれば少し苦土石灰を混ぜます。プランターの底に鉢底ネット、ゴロ石を敷き、土を7分目ほどいれたら苗(苗の周りの土は落とさないようする)を入れ、土でかぶせます。日向に置いて、大切に育てましょう。

深めのプランターを用意しましょう
赤玉土と腐葉土

水やり

プランターの場合、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。地植えの場合は、水やりの必要はありませんが、葉の状態を見て黄色く変色しているような状態、元気がないようであれば与えましょう。

育ってきたら…

イタリアンパセリは生育環境が合えば、ぐんぐん育ちます。株が混み合っていると風通しが悪くなるので、順次収穫して間引いていきます。成長中に間引きした葉は茎ごと取り除いてうさちゃんに与えてもよいでしょう。株が成長してきたら10~15日に1回くらいのペースで、固形肥料か液体肥料を与えるようにしましょう。

草丈もぐんぐん伸び、茎が太く育ちます・・・

とうが立つ・・・

二年草なので植え付けてから翌年には茎はとう立ちします。 とう立ちしたイタリアンパセリは、茎の先端にたくさんのつぼみを付けて花が咲きます。 花はやがて結実して種子を作ります。このようになると株は枯れてしまうのでお別れになります。

とうが立った状態。葉の形が変わってきます

パセリの場合

植え付け方はほとんど一緒ですが、イタリアンパセリより暑さに弱いので、置き場所を風や日が直にあたらない半日陰に置いてあげましょう。

パセリ王子うにです