ここではおうちでの抱っこの方法(簡単編)、健康状態の観察など、ご自宅で確認できる範囲のことをお伝えしていきたいと思います。
うさちゃんと一緒に帰宅したら・・・
まずは、移動用のキャリーから、あらかじめおうちに準備しておいたケージの中に移ってもらいます。
うさぎさんは骨がもろく、とても骨折しやすいので、抱っこをする時は必ず飼い主さんは座った姿勢で行うようにお願いします。
びっくりさせてしまわないよう、キャリーのふたやチャックも静かに開けましょう。外に出たくてうずうずしていたうさぎが飛び出てくることも少なくありません。そして、いきなり抱き上げずに声をかけながら、おでこらへんをちょんちょんと優しく触れてあげてからにしてあげてください。
抱き上げ方はお迎え時に教えてもらえることが多いですが、わからない方のためにごくごく簡単に…ご紹介します(きちんとした抱っこ講座はまた別の記事にて紹介をと思っております)。
ケージに入れるときは…
うさぎのお顔をケージの入り口に向けて入れようとすると、うさぎは自分から飛び込もうとします、このときに事故になります。必ずうさぎの顔を飼い主さん側に向けたまま、お尻を支えて抱っこをし、お尻側からそっとケージ内のマットの上などにおいてあげましょう。
ケージからの出し・入れに事故が多いことを知っておきましょう。ケージの扉を開けてうさぎに自由に出入りさせてもよいですが、仔うさぎでお迎えした場合、この時期のしつけが重要です。
できれば飼い主さんが抱っこして出し入れすることをおすすめします(飼い主さんの抱っこから外へ出られることを覚え、手になれてくれます)。
お部屋で練習 向かい合わせ抱っこ
うさぎさんと向かい合わせになり、お腹の下とお尻を包み込むようにして抱き上げる。うさぎさんの前足と後ろ足が飼い主さんの胸(とお腹)に付くようにしてあげると安定し、安心してくれます。うさぎさんの足が飼い主さんの体にフィットしたら、前足に添えていた手をそっと外し、背中やおでこに添えてあげてください。
縦抱っこ
うさぎさんと同じ方向を向き背中側から、お腹の下とお尻を包み込むようにして抱き上げる。
うさぎさんを降ろす時は、どちらの抱っこの場合も降ろしたい場所に向かって飼い主さんが前屈みになり、早く降ろしてー!と、もしうさぎさん暴れてしまった場合もすぐに地面に着地できるようにしてあげてください。
排せつ物チェック!
ケージに移したら、キャリーの中でうんちやおしっこをしていたかチェック。緊張で移動中は全然うんちやおしっこをしない、という子もいますのでもししていなくても大丈夫ですよ。
立派なうんちをしてくれていた場合は結構大物!? 早くおうちに慣れてくれるカモ(?)しれませんね ^^)
形がいびつだったり軟便になってしまっていたら、緊張のせいでその時だけそういったうんちなのか、何か他の理由があるのか見極めていく必要があります。こまめなうんちチェック必須です!
うんちの写真ばかりになってしまいすみません。
でもあなたもうさぎさんと暮らすようになったら、きっとうんちさえも愛おしくなってしまうと思います。
キャリー内でうんちおしっこをしてくれていた子もしていなかった子も、ケージに移ってからの排せつもしっかり確認してあげてください。
排せつは健康のバロメーター。お迎え直後だけでなく、毎日毎日確認してその子の通常状態をしっかり把握していくことが大切です。その子のいつもの状態がわかっていれば、なんだかちょっと違う…という時にもすぐに気づいてあげられるきっかけに繋がります。
お迎えしたその日1日は、排せつをしているか? ご飯はちゃんと食べてくれているか? を確認して、移動の疲れが取れるようにゆっくり休ませてあげてくださいね。
次回はファーストタッチ。
みなさんがうさぎさんと少しづつ仲良くなれるお手伝いができたらと思っております。