今回は編集部が自宅の庭で実践している園芸の中からうさぎのための失敗しない野菜・ハーブ作りをご紹介します。通年手に入らなかったり、買うと高かったりする野菜やハーブはぜひおうちで作ってみることをおすすめいたします。
にんじんの葉
みなさんはうさぎが大好きなにんじんの葉はどうやって手に入れていますか?
道の駅や野菜マルシェのようなところ、デパートの野菜売り場などで時々売っていることがありますね。またうさぎ専用のにんじん葉を販売しているところもありますね。それはもちろん新鮮でおいしいこと間違いなしで、うさぎも喜ぶこと間違いなしなのですが、お値段がそれなりに高かったりするのと、たまにしかあげられない『ご褒美』になってしまいますね。
そこで・・・今回はそんな貴重?な野菜のひとつ、にんじんの葉に焦点をあててみます。
これまで我が家ではにんじんのへたを水に浸して芽を出すという水耕栽培はしておりました。
これも思うよりも収穫できたりします。が、芽がスプラウトのようなのか、味が薄いのか、そんなにうさぎが喜んでくれなかったりしました。また、へたの栄養がなくなればおしまいです。
しかし・・・ある日、うさぎ専門店の方から無農薬の葉つきにんじんをいただいたのです。葉の部分はカットしてうさぎに与えた後、はたと思いました。
「根(実)の部分を土に植えてみようと!」
小型にんじん3個。ただ自宅の庭に植えて(種芋ならぬ種にんじんです)、ひたすら水を与え続けました。
5月中旬くらいだったでしょうか。
1週間くらいたつと、にょきにょきと芽が出て立派な葉が茂ってきました。
一度にたくさん茎を折って与えてしまわないよう、少しずつうさぎにあげたりしていました。そして7月中旬現在・・・
未だにょきにょきと生え続けています。何度もうさぎに与えていますが、次々と生えてきますので本当に重宝しています。葉だけおやつ程度に与えたいという人には十分ではないでしょうか。
また、丸にんじんは種からを植えてみましたが。
かわいいにんじんがなりましたよ・・・
土は黒土、腐葉土、堆肥を混ぜたものか野菜用の培養土で十分です。鉢やプランターで栽培したい方は水はけをよくしておくために赤土に腐葉土を混ぜるとよいでしょう。
我が家の庭は元はドクダミしか生えておらず、大した栄養がない土だったのですが、しょっちゅうたがやして、クローバーを植えて緑肥にしたり、牧草の余ったものや枯葉を埋めたりして徐々に改良しています。時々、リン酸、チッソなどの含まれた白い粒の追肥はしました。少ない栄養でも無事に育ちましたのでみなさんも難しくないと思います。
次回は群生して困ってしまったパセリ、イタリアンパセリをご紹介します。