No.82が今月19日に発売されました~~ぱちぱち~~!!! そこでうさくらしか知らない制作秘話をこのサイトだけでご紹介いたします。今回はグラビア撮影について・・・です!
読者モデルで成り立つグラビア
毎号ではありませんが(うさぎ専門店さんのこともある)、本誌のグラビアには読者さんのうさぎが登場することもままあります。これはどうやって選ばれているの?と聞かれることも少なくないのですが、本誌には読者モデルうさぎの登録システムがあります。
ご登録いただいた方には雑誌発売(2・58・11月19日)のふた月前に「次号企画へご参加の案内」というメールをお送りしており、その内容に応じてご興味がある方からご応募があります。グラビア撮影を募集する際は(毎号募集はしていません)、まずその意思がある方をこちらで記録しておいて、日程候補日、撮影スタジオの位置が決まったらお知らせし、ご都合が合う方をお呼びする方法をとっています。
かつては一度に5匹(と飼い主さん)くらいをお呼びして行うこともありましたが、コロナウイルスが蔓延してしまったため、しばらくは接触を最小限にするために、1匹ずつ時間を決めてスタジオへお呼びする形式に変えようと考えています。
今現在でご登録モデルさんは200人くらいおりますが、実は携帯メールの方が多く、メアドをご変更されていたり、パソメールは拒否される設定なのか、届かなくなってしまう方もあり(残念)まして、実質100人くらいでしょうか?? しかし最近もご登録者さんは増え続けています。飼い主さんのご都合に合わせているので誌面を見てお気軽におたずねください。遠方の方もうさぎ用品やサプリのモニター企画やお写真提供は歓迎しています。地方での出張と予定が合うときはお宅訪問取材も行っています。
地方での撮影は飼い主さんの対談取材を静岡で行ったことがあります(うさちゃん連れで)。今後は名古屋や大阪でもやってみたいと思っています。
なお、読者モデルのご案内はNO.82では85ページに記載しております。飼い主さんがお休みをとれる日や、うさちゃんのプロフィールや抱っこができるかをお聞きしたり、うさちゃんのお写真を提供していただいています。
スタジオ探しが肝!
さて、かわいい読者モデルが決まったら背景探し! 私たちうさぎと暮らす人々にとってはかわいいうさぎであっても、世の人々にとってどのような場所でも出入りしてOKなわけではありません。特にアレルギー体質の方への配慮をしているスペースはペットNGがとても多いのです。
れっきとしたハウススタジオだったり、床がフローリングやコンクリートだったり、オーナーさんがペットと暮らしていて理解があるところはOKなところが多いでしょうかね…。
編集部としてハウススタジオに求めるのは自然光が入って、かわいい子供部屋、キッチンなどいろんなイメージがちりばめられている場所です。ストロボをたくより、うさぎの美しい毛柄はできるだけ自然光で撮りたい。小さなうさちゃんであっても背景に空気感がたっぷりとある方で撮りたいのです。
スタジオにはロマンティック系(姫系というんでしょうか)、ゴシック系、ナチュラル系など、それぞれコンセプトがあるので、掲載号の時期に合わせて選んだりしています。しかしかつては使用料の相場が1時間:1万5000円以上するところがほとんどでした。ところが近年のSNS文化に伴い、一般の方々が所有する空き部屋の1室などをリフォームして、打合せスペースやリモート部屋、スタジオとして提供するオーナーさんが増えてきました。それを紹介しているのがスペースマーケットやインスタベースというサイトです。編集部は小規模の撮影に使う小部屋などは、そちらを多用しています。
この流行により、ハウススタジオもかつてより単価を下げてくるところが増えてきたように思います。これはありがたいです・・・。ですから私どもはこうしたサイトやハウススタジオ紹介サイトからペット可物件、あるいは問い合わせて「うさぎの撮影は可能でしょうか」とお尋ねしてから選ぶようにしています。
ちなみに82号で撮影したスペースは世田谷のここでした…! キッチンスペースもあるんですよ。
スペースマーケットなどのサイトだと無人で、契約が成立するとキーナンバーの通知が届くというシステムなのですが、事前にロケハンしないと広角レンズ・光飛ばしなどの写真マジックで実物とかなり違うこともあるため、少々の企画でしたらよいのですが、グラビア撮影となるときちんとしたハウススタジオが理想で、そういうところには『スタジオさん』がおられるので使用にあたりの注意・説明などが聞けたり、(背景ペーパーなど)機材のアシストがあるので安心です。
モデルちゃんの頑張り
うさちゃんの飼い主さんにはスタジオへお越しいただくにあたり、牧草やおやつ、給水ボトルをお持ちいただくようにしています。こちらでもある程度用意はしていきます。
飼い主さんにはうさちゃんのその日の健康状態やいつも寝ている時間をお聞きし、スタジオについたら少々休んでもらって(放牧することも)、編集部では体やお耳の温度をさわって様子を見てから撮影をスタートします。
カメラマンは石橋絵カメラマンです。動物カメラマンとしてキャリアを積み重ねてきたとても優しいお方です。どんなうさちゃんにも好かれているようです^^
今回のモデルうさちゃんはメンズ4匹、ガール1匹。みんな成年なので、しっかりとした表情をしてくれました。また5分くらいはポーズすることもお手の物でしたね。
うさちゃんには多少ステイしてもらう時間は必要なのですが、自由な行動も生かしつつ、好奇心は生かしつつ、短時間で終わるように心がけています。
☆雑誌に使用していないサブカットをご紹介!
6枚フォト/石橋絵 転載禁止