うさぎの健康

うさぎの健康管理 その2

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毎日、うさぎのしぐさや行動を注意深く見ていると、うさぎは、体のさまざまな部分から病気のサインを発していることが分かります。うさぎの体の中でチェックするべきポイントを把握し、毎日の健康管理に備えましょう。(うさぎと暮らすNo.24より改編)

健康チェックポイントはココ!

うさぎからのサインを読み取ろう

抱っこができない場合でもできるのは目・鼻・足・毛ヅヤのチェックです。抱っこができると歯、耳の中、乳首の腫れ、おなか、肛門周りなどがチェックできるので抱っこはできた方がよいですね(今後抱っこ企画も予定しております)。

目は澄んでいますか? 白くにごっていませんか? 目ヤニや涙が多くないですか?

耳あかがたまっていませんか? 耳の色はピンク色ですか? 耳をかゆがっていませんか? くさいにおいはしませんか?

鼻水、くしゃみはありますか? 鼻から異常音はしませんか? 息が苦しそうではありませんか?

口&歯

よだれが出ていませんか? 食欲はありますか? 前歯の色はきれいですか? 前歯はきれいにそろっていますか?(奥歯は獣医さんに診てもらいましょう)

お腹

お腹に程よい弾力がありますか? 糞尿はちゃんと出ていますか? 太りすぎていませんか?

爪は伸びていませんか? 爪が折れていませんか?

前足後足

歩行はまっすぐですか? 傾いていませんか? リズムよく跳ねていますか? 足裏はきれいですか? 前足は濡れていませんか?

毛づや・肌

毛づやはいいですか? 肌にハリはありますか? フケは出ていませんか?

におい

いいにおいがしていますか? 耳・口から変なにおいはしていませんか?

チェックポイントの解説

目は口ほどにものを言うといいますが、うさぎの顔色は目で分かると言っても過言ではありません。元気なうさぎは、目は澄んでキラキラしています。特に大好物を目の前にした時や、冒険をしようとする時は、輝いて見えるでしょう。具合が悪い時には、目はどんよりと曇った感じになります。どこかが痛いような時には、目を細めているような場合もあります。また、目ヤニや涙で濡れている場合、白目が赤くなっている場合は、目や歯の病気が考えられます。目が白くにごって見える時は白内障や緑内障の可能性があります。

うさぎの耳は、たくさんの血管が通っていて、熱を放散する器官でもあります。健康な時は、耳はきれいなピンク色をしています。寒い時は冷たく白っぽくなったり、暑い時は、赤みが濃くなり、さわるととても熱くなっています。気温の変化を敏感に感じる部分でもありますが、冷たすぎ、熱すぎの時は、どこか具合が悪い可能性も。また何らかの病気で血液の循環が滞ると、紫色っぽく見えることもあります。耳をかゆがっていたり、頭をしきりに振るようなしぐさがある時は、耳ダニや外耳炎、神経症状が疑われます。また、耳の中に水や虫などの異物が入ってしまったことも考えられます。神経症状の場合は、時間の勝負なので、すぐに病院に連れて行ってください。

日頃のチェックとして、ガラス板(なければガラスのコップなど)を鼻の下につけて、鼻からでる息による曇り具合を見ます。曇り方が左右対称であれば、正常。左右どちらかが少なければ、鼻づまりを起こしているかもしれません。鼻から異常音が聞こえる時は、スナッフルが疑われます。また、色がついた鼻水が出ていたらすぐに病院へ連れて行ってください。透明な鼻水は、ティッシュで拭いてみて、1時間後に見て乾いているようでしたら、問題はありません。また再び濡れているようでしたら、やはり病院へ行った方がいいでしょう。

口&歯

唇をめくると、前歯を見ることができます。噛み合わせがしっかりしてるか、歯が伸びていないか確認してください。健康なうさぎは、歯が白く輝いています。色が違う時は、虫歯や不正咬合の可能性もあります。前歯に横にスジが入っている場合、そのスジが長い間続いたり、何本ものスジができているような場合は、歯自体が悪くなっていたり、胃腸や食生活の問題が隠れている可能性もあります。動物病院で歯だけでなく、全体の健康診断をすることをおすすめします。また、口周りがよだれでぬれていたり、食べていない時に口をくちゃくちゃしている時は、歯の病気の可能性があります。

お腹

お腹は触ってみて、軟式のテニスボールの固さで、弾力があるのがちょうど良い状態。固すぎても柔らかすぎても良くありません。お腹の調子が悪いと、食欲が低下したり、下痢や軟便、排泄量が減少するなどの症状が見られます。毎日の糞尿チェックは必ず行うようにしてください。食事をとらない、好物も食べようとしない、うんちも出ていない、お腹を床につけてだるそうにしている、目もうつろ、体が熱い・冷たい…これらは危険なサイン。すぐに病院へ連れて行きましょう。

また、肥満は万病の元。日頃の体重測定はもちろん、定期的に背中を触ってみてください。指先に背骨を感じなかったら、太りすぎです。食生活を見直しましょう。ただ、内臓に脂肪がついているような場合は、外見からは分かりません。健康診断の際に先生に診てもらうようにしましょう。

折れたり、引っ掛けてケガをする場合があるので、伸びすぎに注意しましょう。白爪で血管が見える場合、血管の先から5mm伸びたら、血管の1mm先くらいまで切るようにしましょう。黒爪の子は、血管が見えないので、動物病院やペットショップに任せる方がいいかもしれません。爪切りは、運動量の多い子なら3ヶ月に1回。動かない子は、1月に1回程度。前足の親指は削れないので、月1回程度は切るようにしましょう。全部色爪でない子なら、白爪を基準に合わせて長さを調節して切ると良いでしょう。

走る時に、リズムよく跳ねることができているかチェックしましょう。足を引きずるようなしぐさが見られる時は、骨折や脱臼、ケガをしている可能性があります。また、どこかの足が遅れて出るような感じがする時は、神経症状が疑われます。少しでもおかしいと思ったら、様子を見ないで、早めに病院に行くようにしてください。
足裏を見て、毛がはげていたり、赤くなったり、できものができたりしていたら、飛節潰瘍です。肥満や床材が原因のことが多くありますので、環境を見直してみましょう。また、前足の親指部分をチェックしましょう。よだれでカピカピになっていたら、不正咬合が原因で、気にして口周りをよく拭いているのかもしれません。

毛ヅヤ・肌

健康なうさぎは、毛がツヤツヤしています。体調が悪くなると、毛の輝きはなくなり、手触りも悪くなります。急激な変化が見られたり、換毛期や高齢でもなかなか元に戻らない時は、病院で診てもらいましょう。
脱水状態を調べるには、首の後ろの皮を軽く引っ張り、90度ひねります。その戻り具合のスピードを覚えておきましょう。普段より遅くなっているようであれば、脱水を起こしている可能性があります。毛の中に小さいゴミのようなものが見えたり、フケが増えたりしたら、ノミやダニがいるかもしれません。特に外出した後や、犬猫を一緒に飼っているお宅は注意深くチェックするようにしましょう。

におい

「うちの子のにおいが好き!」という飼い主さんは多いと思います。大好きないいにおいがする時は、元気な証拠。逆にいつもと違うにおいがしたり、不快感がするようなら、どこか体調が悪いサインかもしれません。普段のうさぎのにおいを覚えておくようにしましょう。体全体だけでなく、耳や、口のにおいも覚えておくと健康のバロメーターになるでしょう。

次回はおうちで行うケア(強制給餌など)をご紹介いたします。