今回は、お年を召してトイレを使わなくなったこや自由奔放派のトイレは使わないというこのために少しでも飼い主さんのお手入れが楽にできるようなアイデアをご紹介します。
気持ちよいトイレ環境とは
トイレを使わない・使わなくなったというこは自分の思うがまま、好きなところにしたいよ! という気持ちであるに違いありません。ですからうさぎの立場になればフラットなケージの網にしてもらうのが楽ちんだと思います。しかし飼い主さんの立場になるとお手入れは大変かもしれませんね…。
いろんなうさぎのトイレの使い方を観察していると、自由奔放なこであっても何らかの規則があると思います。それを把握してトイレ様のものを設定してみてはいかがでしょうか。実例でご紹介いたします。
加齢によりケージ自体がトイレの場合…
まずは、シニアうさぎちゃんでトイレを使わなくなったため、ケージの床をトイレにしているケースをご紹介します。
ラックくんの場合
ラックくんの場合は、ケージの床網の左隅にトイレをしています。お目目は見えないですが、同じ位置で排泄することが習性になっています。飼い主さんは毎回拭き掃除をするわけではないため、網がさびてきたり、尿石がついてしまいますがやむをえず…。シニアちゃんの場合、こうしてお使いの方、実は多いのではないでしょうか。
みみちゃんの場合
みみちゃんもシニア世代ですが、隙間のあるスノコを敷いてこの上からおしっこ&うんちをしています。スノコはこまめにきれいにされていて、汚れたら取り換えるというスタイルにしています。
シニアのこへの対策
シニアのうさぎは長らく愛用してきたトイレを使うことが完全に習慣づいているため、トイレも大切な自分のもの。どうにかこうにかよじ登ったりして使っていることもあります。トイレにつまづいたり、トイレに上れずにおしっこを我慢していたりしない限り、トイレも急に変更しない方がよいのかもしれないですし、このバランスは飼い主さんの判断次第です。ただし日中に飼い主さんが不在になるおうちでは取り除いてしまった方がいいかもしれません。
ワンちゃん用品を代用
犬猫のトイレを代用している方もおられます。上記の写真はテリトリーの場合ですが、メッシュのみを使用し、下にシーツを敷いています。
これが使えそう! というものに小型犬用(チワワなど)のメッシュトイレトレー(Sサイズ)に、幅480×奥行350×高さ25mmくらいのものがあります。ふたを開けて中にシーツを入れられます。高さが低いので、通常のうさぎ用トイレを使わないうさぎにも試してみてもよいと思うのですが、うんちはすぐに取り除いてあげないと踏んでしまいやすいのとおしっこも大量にするこには向かないでしょうか…。またケージに入れるにはサイズが大きいので(ケージの扉から入るかどうか、出し入れが面倒?)幅100㎝のケージか、テリトリーで使うしかないかもしれないですね…。
アレンジ編でお話しましたが、おうちのこのサイズや好みに合わせてトイレを手作りするのも一つです!
下記はアメリカのサイトですが、このようなイメージで木材とワイヤーネットでできます。下に低めのトレーを置けばいいと思います。
トイレの使い方も個性!
トイレの使い方はうさぎそれぞれですね。コーナーやトイレのガードなどにお尻が触れている方が安心できるこ、トイレをやたらといたずらするこ、人目を気にして排泄するこ、トイレのにおいを確認してから排泄するこ、トイレで長時間休憩するこ。実に面白いです。
年齢とともにトイレの仕方も変化していくので飼い主さんも臨機応変に対応していく気持ちでいてあげてください。
うさぎと飼い主さんのために最適なトイレスタイルを探るのも楽しいと思います。
☆うさちゃんモデル/ラビットパンプキン(横浜)
次回はトイレのお掃除についてご紹介します。