まだまだ暑い日が続いています。通常、うさちゃんはお耳から放熱したり、体を伸ばして体温調節を行っています。水をよく飲むようにもなります。しかし、私たちにはすごしやすい室温であってもうさぎには暑すぎることも。いつもと同じすごし方をしているのに、気づいたら体温が上昇して、ごはんも食べずに様子がおかしい、なんてことも…。多臓器不全になったら手遅れなので熱中症はなんとしても防がなくてはなりません。
そこでその対策として活用するのが保冷グッズです。各メーカーから材質や形状も色々なタイプの保冷グッズが販売されているので、実際の使用例や飼い主さんの一工夫も紹介していきます。
おうちのこはどんなタイプが好きかな?
うさぎ用(小動物用)の保冷グッズには形状や大きさ、材質に様々なものが発売されています。この時期はうさぎ専門店であればほとんどのところで取り扱いがあります。
代表的なものでは下記のようなプレートタイプのほか、トンネルやU字溝などの形状もあります。
しかし、すべてのグッズにおいて、始めにお知らせしておきたいのはうさぎには「好みがある」ということです。せっかく用意しても「なんだこれ。きにいらん」という態度で鼻でつついたり、まったく存在を無視し、使ってくれないこともあります。冷たい材質ということで受け入れないうさちゃんもおります。
しかし、あきらめてしまうにはまだ早い。うさぎの反応次第ですが、ケージの中に入れると嫌がる場合でも、テリトリーでは使ってくれることもありますので、あきらめないでくださいね(^^)
アルミタイプ
みなさん一度は見たことがあるであろうアルミタイプの涼感プレート。ひんやりしていて丸洗いも出来る。お手入れが楽ちんなのが特徴ではないでしょうか?
このようにケージ内でうさぎさんが涼めるように配置します。
折りたためるタイプは少し壁に立てかけて寄りかかってもひんやりできるようにしたり…。
上手に使っているように見える、まさくんですが(実際に上手に使ってくれていますが)、場所が気に入らないとガッシャンガッシャン移動させたりアルミプレートの上で粗相をしてしまったりしていたそう。常に清潔に使えるよう、洗い代え用に2つ常備していたそうです。
ケージ内での使用ではなく、へやんぽスペースにひんやりスポットを作っているご家庭も!場所を変えてもいたずらをしてしまう子やおしっこをしてしまう子もいるので、ペットシーツを敷いたりなどの工夫が必要な場合も。
ひんやりプレートめがけてリラックスしに来るひめちゃん♪
注意/薄型で使いやすいアルミタイプですが、真夏のお出かけ時にキャリーに入れてご使用の飼い主さんに遭遇したことがあります。これは要注意でエアコンで管理された涼しい部屋で使わないとまったく意味がありません。移動中のキャリーに入れては、体温で温まりただの熱いプレートになり、うさぎは滑るし・・・でまったくメリットがなくなってしまいます。使用する環境は必ずおうちの中です。キャリーでお出かけ時は保冷剤を」使うようにしてください。
ストーンタイプ
アルミタイプのほかにも大理石やテラコッタなどの素材で出来た涼感グッズも販売されています。
ストーンタイプは厚みがあるからか、まくらのように使っている子を良く見ますね。
トンネルの形をしたものはうさぎさんが中に入って涼むのはもちろんですが、中に保冷グッズを入れて間接的に冷やすという使い方も! これなら冷えすぎも防げますしすばらしいアイディアですね。
ほかにも色々…
冷感素材の生地を使用したひんやりマットや…
こちらは猫さん用のひんやりグッズ。
卯月くんの場合こちらを使用すると身体が冷えすぎて軟便がでてしまうそう。とても気に入ってくれていたそうですが、現在は小動物用のちいさいひんやりグッズにし置き方を工夫したところ、上半身だけのせてお腹は冷やさず涼をとってくれているそうです。
珪藻土マットを愛用しているおうちも!
おうちの子はこの上で粗相をしたりすることも無いそうで、汚れてしまったら軽く拭く程度のメンテナンスで大丈夫だそうです。
おうちの子を思って買ってきたグッズでも、おうちの子には合わなかったり気に入ってくれなかったりすることもあると思います。工夫をしながら使ってみて、それでも駄目なときは無理に使用せず他の暑さ対策を考えてあげてください。
うさぎさんにとっても飼い主さんにとっても少しでも過ごしやすい夏になりますよう願っています☆