近年、うさぎ専用の牧草はうさぎ専門店だけでなく、通信販売でも扱うところが増えてきました。うさぎに牧草ー。毎日与えるものですから、私たちでいうごはんやパンのようなイメージですね。うさぎのフードは牧草以外にもいろいろあるけれども「牧草」が一番こだわってほしいものです。より良質なものを探してあげてほしいです。
なお、牧草メーカーでは時々お試しサイズがあるところがあるので、そういったものは積極的に取り寄せてみましょう。そして色々な1番刈りのチモシーを見比べて見ましょう。透明パッケージの場合は、色味がきれい、茎、葉、穂がバランスよく入っているものを選びましょう。
三種の神器 茎・葉・穂
各社いろいろ一番刈り
一番刈り【その1】
茎、葉、穂先の割合のバランスがよく香りも青々しいので食いつきもとても良いです。時期によってはチモシー以外の雑草が入っていたりすることもありますが価格や供給量も安定しているので我が家ではもう何年もお世話になっています。
一番刈り【その2】
こちらも茎、葉、穂先がバランスよく入っています。1の牧草より茎が細いで、硬くしっかりとした茎が少し苦手な子にも良いかもしれません。
一番刈り【その3】
1と2と同じシングルプレスなのですが、茎部分がしっかりプレスされていてとてもやわらかいのが特徴です。1番刈りをあまり食べてくれないという子はこちらのようなやわらかめにプレスされたものを選んでみると良いかもしれません。全体的に短めのカットになっています。
一番刈り【その4】
こちらリーズナブルでホームセンターでも手軽に入手できる製品で、シェア率ナンバー1とのうわさのある一番刈り。茎が長く、ピンピンで香りも悪くないのですが、葉があまり入っていないような気がします。うさぎの食いつきはロットによってムラがあるような気がします。
一番刈り【その5】
こちらは歴史の古いメーカーの牧草。とってもヘルシーなことがわかり、茎はぴんぴんです。穂はたくさん入っていますが、やはり葉が少ないです。香りはその4よりは弱いです。
一番刈り【その6】
こちら細いのが写真でおわかりでしょうか。クレイングラスです。アフリカ原産のイネ科の多年草で、チモシーより繊維質が多く、低たんぱく、低脂肪でダイエット牧草などと言われています。香りはほんのりですが柔らかいので、ケージ床にいっぱい敷いて遊びながら食べてもらうのもアリではないでしょうか(同様に茎が細くて『敷き牧草』にされているものにはバミューダグラスもあります)。
まとめ
どのメーカーでも時期やロットによって多少の変化はあるかと思います。その中でご自宅のうさぎさんの好みや入手のしやすさ、ご自宅での管理のしやすさ(小分けのパッケージなど)などを考えて選んでいただくのが良いと思います。
次回は牧草(チモシー)を食べてくれないうさぎさんの解決策を考えてみます。