スタッフコラム

生イタリアンライグラス栽培のご紹介

乾燥牧草は品種や産地などバラエティ豊かな様々な種類がありますが、今回は牧草を乾燥させる前の生の状態でうさぎさんに食べてもらう生牧草を紹介します。ではなぜ生牧草をうさぎさんに与えると良いのでしょうか。生牧草は新鮮で香りが強く、うさぎさんの食いつきが良いので、うさぎさんに与える飼い主さんが増えています。また、生牧草は水分が豊富なので、うさぎさんの水分補給にもピッタリです。

さて、数ある生牧草の中で、今回は生イタリアンライグラスを取り上げます。イタリアンライグラスはイネ科牧草のひとつで、寒地型という類型に属するものです。寒地型とは寒い気候に適応できる作物の種類で、霜や雪などに比較的強く、冬の気温下でも成長していきます。ですので、生イタリアンライグラスの旬は冬から春にかけての寒い季節になります。

生イタリアンライグラスはほのかに甘さがある生牧草なので、うさぎさんのおやつやご褒美に喜ばれています。シャクシャクと音を立てながら生イタリアンライグラスを一生懸命食べるうさぎさんの姿はとてもかわいいです。

今回は、生イタリアンライグラスの栽培についてうさぎ専門農家オジマからご紹介します。

種まきから発芽

イタリアンライグラスの種は小粒ですが、一つの株から複数の茎葉が出て旺盛に生育しますので、種の数をまきすぎないように調整します。種まき後、毎日の水やりは必要なく、少ない降雨でも発芽します。たくさん水を与えるというよりは、土が湿った状態を維持するイメージです。

発芽したイタリアンライグラス

成長期

イタリアンライグラスは、夏場の高温が苦手な牧草です。そのため、真夏よりも少し涼しくなる時期の方が生育活発になります。あまり暑すぎると夏枯れを起こし、葉が枯れたり、黄色に変色したりします。

朝露が光るイタリアンライグラスの葉

収穫期

細い葉が特徴のイタリアンライグラスは、一つの株から何本も葉っぱを出します。それらを根元から手刈りで収穫します。生牧草は鮮度が命。特にイタリアンライグラスは生牧草の中でもデリケートな種類のため、刈りたてのものを選んで出荷しています。

収穫期を迎えたイタリアンライグラス

生イタリアンライグラスをむしゃむしゃ食べるうさぎさん

秋から冬に収穫する生イタリアンライグラスは、葉も茎も柔らかいので、うさぎさんは茎から食べる場合も多いです。生野菜は葉っぱが食べるものが多いのですが、茎から食べ始めるということは、茎もうさぎさんにとっておいしいと感じている証拠だと思います。

生イタリアンライグラスを食べるうさぎさん

まとめ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。この記事を読んでいただき、生牧草の知識を深めることに役立てたらとてもうれしいです。

先日、高齢のために乾燥牧草を食べられなくなったうさぎさんが生牧草なら満足するまでたくさん食べてくれるというお話を聞きました。乾燥牧草と生牧草。うさぎさんの年齢や体調に応じて使い分けていただければと思います。

ABOUT ME
小島学 (オジママナブ)
うさぎさんのために生野菜やチモシー牧草を栽培している専門農家。 一羽のうさぎさんと暮らしており、日々癒されている。 うさぎ畑オンラインショップ(https://www.rabbitfarm.jp/)を運営中。 高知県在住。