うさぎ畑が運営する牧草畑にはいろいろな生き物がやってきます。今回は、モグラがイタリアンライグラスの畑にやってきました。と言っても、姿を見たわけではないのですが。モグラが土を掘り返した跡、いわゆるモグラ塚をご紹介したいと思います。
掘り返されたイタリアンライグラス
下の写真は、イタリアンライグラスが育っている場所をモグラが地中から移動してきて、土を掘り返しながら、地上まで突き抜けることによってできた掘りあとです。こんもりとした小さな山ができているようですね。モグラは地中のミミズなど小動物をエサにしている肉食動物で、牧草の根や葉を食べるわけではありませんが、このように土を地中から掘り返された場所は、土がかぶさっているのでイタリアンライグラスを収穫できません。やれやれといったところです。
さらに掘り返した土が多い場所
次の2枚の写真は、最初のものよりも掘り返された土の量が多いです。モグラが探しているミミズが畑に多いということは、土が肥えている証拠なので、良い畑とも言えますが困ったものです。今シーズンは畑のあちこちにこのようにモグラ塚が見られました。
また、不思議なことに、イタリアンライグラスを刈り終えた場所はモグラが掘り返さないようなのです。どうやら、モグラが地上部に出たときに、鳥(とんびなど)から襲われないように牧草が茂っている場所を狙って掘っているかもしれません。地中にいて、地上部の状態をどうやって知っているのかは分かりませんが。
まとめ
今回は、イタリアンライグラスの畑でモグラが土を掘り返した跡をご紹介しました。牧草を収穫できる量が減ってしまうのは、困ったものですが、これも自然の現象の一つかもしれませんね。農家の悩みはいろいろですが、うさぎさんの喜ぶ牧草をなんとか作っていきたいと思います!