うさぎの基本

アニコムさん発表 数字で見る「うさぎの寿命や人気の品種・名前」

昨年暮れ、うさぎ年を迎えるにあたり、アニコム損害保険株式会社の調査により、うさぎの人気品種や名前ランキング、平均寿命が発表されました。みなさんが気になるところだと思いますので、公式発表された内容を紹介させていただきます。
※:アニコムさんの2020年の契約件数から算出。(株)富士経済発行「2021年ペット関連市場マーケティング総覧」調査

アニコムさんのうさぎ契約数

アニコム損保のペット保険に契約しているうさぎの頭数を調査したところ、2020年度は21,604匹でした。

契約頭数は2008年度(2,359頭)から2015年度(3,384頭)まではほぼ横ばいでしたが、2016年度以降、年平均約145%の増加率に。2015年度から2020年度で、約6.4倍に急増しています。うさぎを家族の一員として迎え、その家族の万が一に備えて、ペット保険に加入する方が増えているからこその結果といえるかもしれません。

契約が多い品種は?

契約頭数が最も多いのは「ネザーランドドワーフ」でした。ネザーランドドワーフは、人気品種の調査を開始した2015年度から常にランキング1位をキープしています。

また、全体に占めるネザーランドドワーフの割合は、集計を始めた15年度の35.9%から、20年度には47.4%に上昇。全契約の半数近くをネザーランドドワーフが占め、圧倒的な人気を見せています。

ネザーランドドワーフは、体重が1kg前後でペットとして飼われるうさぎとしては最小品種です。丸い顔に短めの耳、丸みのある体とまん丸で小さく愛らしい外見が人気です。2位と3位にはそれぞれ「ホーランドロップ」と「ミニうさぎ」がランクイン。15年度からTOP3の順位は変わっておらず、20年度はこれら3品種で全体の78.3%を占めました。

平均寿命

データから平均では8歳未満であることがわかります。3~4年の間に0.3歳くらいずつ寿命が延びていますね。実際に当社の場合は10歳以上のうさちゃんにたくさん会いますので、編集部の体感では7歳代はビジュアルも若々しく、中高年のように感じています。しかし全体ではこのくらいであるということがわかりました。

うさぎは病気になっても症状が表に現れにくい動物です。寿命が長くなった理由は飼い主さんの日々の観察の賜物と獣医療の進歩であることは間違いありません。

12歳のクリちゃん

人気の名前

うさぎで最も多かった名前は「キナコ」で、2016年度から5年連続で1位となっています。人気のうさぎに多い、明るい茶色のような毛色に由来しているのかもしれません。

「キナコ」はアニコム損保による「犬の名前ランキング2022」(女の子部門9位)、「猫の名前ランキング2022」(総合6位)でも上位にランクインしており、様々なペットに共通して人気の名前です。2位と3位はそれぞれ「モカ」と「マロン」でした。

編集部に届くうさちゃん投稿もムギちゃん、モカちゃんは多いですね。今年一年みんな健やかに楽しく、すごせますように・・・