みなさん、葛(くず)の葉をうさぎさんに与えたことがありますか?葛の葉は生のものだけでなく、乾燥させたドライリーフとしても流通しています。どちらもうさぎさんの食いつきがよく、おやつやご褒美アイテムに適しています。葛の葉は、うさぎさんが食べることで胃腸を整えることや炎症を抑えることに役立つと言われています。
もともと葛は、昔から葛餅、葛切りなどの食材として利用されてきました。葛の根から作られる葛根湯は良く知られた存在です。 人間の食材としても身近な葛ですが、今回はうさぎさんの大好きな葛の葉の栽培についてご紹介していきます。
葛の葉の栽培時期
葛は高温を好む植物で、7~9月にかけて成長の最盛期を迎えます。成長の始まりは5月ごろから。前年までに植えた根から芽が出てきます。葛はマメ科のつる性植物なので、当園では鉄の支柱を立てて、つるを上へ巻き付けるようにして栽培しています。こうすることで、太陽光がまんべんなく当たり、立ったまま収穫できるので作業性も良くなります。
秋になり、気温が下がり始めると、葛の成長スピードも低下します。秋が深まるにつれ、収穫できる葉が少なくなり、収穫時期は終了となります。
栽培の注意点
葛は生育旺盛なマメ科植物ですので、肥料は必要ありません。暑い時期は次から次へと新しい芽が出て、成長を続けます。ただ、あまりにも元気すぎて、他の植物に覆いかぶさり、枯らせてしまうほどの生命力があります。葉や茎の伸びる場所を適度に制限しながら管理しないと、一面葛だらけになってしまうかもしれません。
まとめ
今回は葛の葉の栽培をご紹介しました。葛の葉はうさぎさんの食いつきも良く、栄養もある葉っぱです。暑い時期の夏バテ防止に役立つおやつかもしれませんね。