みなさん、うさぎさんの大好きな野草のオオバコって知っていますか?オオバコは、オオバコ科の多年草で、暖かい季節には公園や道端に生えているのを見かけます。
野草をうさぎさんのためのハーブと捉えているうさぎ畑では、オオバコを大切に育てています。丁寧に栽培したオオバコはうさぎさんの食いつき抜群で、とても美味しそうに食べてくれます。オオバコをうさぎさんのために栽培しているうさぎ畑では、季節により状態を変えるオオバコを目にします。今回は、オオバコの季節による移り変わりをお伝えしようと思います。
秋のオオバコ
暖かい季節、むしろ暑い気候が好きなオオバコは寒さが近づく秋には少しずつ葉の色がうすくなり、外側の葉っぱから枯れていきます。これは、生育する葉の数を減らして、越冬を身軽な体で行うためだと考えられています。
真冬のオオバコ
寒くなり、霜が降りるような真冬の季節では、オオバコは外側の葉は枯れて、真ん中の方の葉だけかろうじて緑が残るような状態になります。真冬の寒さで全体がダメになることはないのですが、寒さに耐えやすいロゼット状の形態で越冬します。
春のオオバコ
暖かい季節、高知県で言えば4月ごろになると、オオバコは緑の葉が次々と出てきて、生育が活発になります。新しい葉は若葉が多いので、色や形が初々しい印象ですね。
夏のオオバコ
暑い夏はオオバコの大好きな季節。葉っぱの数をどんどん増やし、いきいきとしていて、生命力あふれる様子が伝わってきます。冷たい風から身を守る必要がないため、茎が上へと伸びて、地面に張り付いている一般的なオオバコの印象と異なり、背が高い状態となっています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はオオバコの1年をご紹介しました。同じオオバコでも1年を通じて観察すると、季節によって形状や色が異なっていて面白く感じますね。また、気候に合わせて姿を変えて、巧みに生きていく植物のたくましさを感じます。