うさぎの健康

介護の心得①

一人で悩まない介護のために…… 獣医療の発展や飼い主さんの早期発見の甲斐があって10歳を超えるうさぎも増え、あきらかに寿命が長くなりました。その分、高齢になるまで元気であっても徐々に病気が出てきたり、足腰が立たなくなることはあります。うさぎが元気な時は「介護」することになることを考えもしないかもしれませんが、実際に直面したときはやはりあわててしまいがちです。誰のうさぎにも起こりうることです。(『うさぎと暮らす』82号より改編)

ポジティブな言葉で元気な介護

うさぎのケアが必要な状態は、一般的に①神経の症状②手足のリハビリ③足腰が立たないとき④流動食・投薬が必要な場合です。初めてのことである場合、上手にできなくて当然です。介護はゴールが見えないことから一人で抱えて孤独になってしまうことがあります。清水動物病院では下記のような項目を飼い主さんに提案しています。(監修/清水動物病院)

まのんちゃん

介護のコツ

  • 一人で頑張らない
  • 一人で悩まない
  • SOSを皆(獣医師・看護師・うさぎ専門店・家族・うさ友さん)に出す
  • 見えない応援団を見つける(ブログなどを書く)
  • 飼い主さんが健康・元気でいることが重要
  • 神経質になりすぎない、気分転換の日を作る

頭と心で切り替えよう

うさぎに話しかけるフレーズは静かにポジティブな言葉を語りかける

🥇金メダルフレーズ🥇
「すご~い」・「それでいい」・「かっこいい」・「いいこだね」・「上手だね

マイナスの言葉ポジティブな言葉
(病院で注射の時)「痛いよ…」「大丈夫だよ!がんば!」
「頑張ってね!」「頑張ってるね!」
「こんな病気になっちゃって…」「楽しいこといっぱいしようね!」
「もっと食べないとだめだよ」「おりこうさんね、もうちょっと食べようね」
「この薬、ちゃんと飲まないとだめでしょ」「元気になれる命のしずく、魔法の粉、おいしいよ」

獣医さんからの言葉で落ち込まない

「獣医学的に、もうやることはありません」「なでたり、話しかけたりしてあげるからね」
「手遅れです。もう少し早く来ればよかったのに」「ぎりぎりまで普通にしていたんだね。一緒に頑張ろうね」
「病院でできることはありません」「大好きなおうちでみんなとすごそうね」
「家で看取ってあげて下さい」「大好きなおうちでみんなとすごそうね」

※うさぎと暮らす最新号NO.92(6月発売号)の特集「うさぎに伝わる言葉」でも同様の内容を

わかりやすく取り上げているので併せてご覧くださいネ!

介護日誌(健康記録)をつけよう

動物病院に経過を伝えやすい。思い出の一つとして残る。
他のうさぎの参考になったり、役に立つかも…。

介護日誌イメージ
参考:毎日の記録帳

下記でしたらエクセルなのでパソコン上で保存ができ、おうちのこ用にアレンジもできるので便利です!

https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=11620

次回より介護経験のある先輩たちの愛情あふれる記録をご紹介します。