「うさぎさんにお風呂は不必要」というのは周知の事実だと思いますが、病気や高齢によりどうしても「お風呂」が必要になってくるケースがあります。いざおうちのうさぎさんにお風呂が必要になったとき、どうやって洗ってあげたらいいんだろう?と悩む方もいるのではないかと思います。今回はシニアうさぎさんのお風呂ルーティーンをご紹介いたします。
※年齢や症状、性格によってお風呂のやり方は変わってきます!あくまでも「我が家」のお風呂方法となります。実際にお風呂が必要となった際は獣医師の指示、その子の様子を理解した上で変えてみてくださいね。
お風呂のきっかけ
我が家の長男:Nicoleは9歳。7歳後半頃から足腰を引きずるような様子が見られました。筋力維持の為、毎日数時間部屋んぽをしていたのですが、老化スピードが早くケージ内のトイレを使わなくなってきました。おしっこをするとそのままそこへ座ってしまうためお尻はびしょびしょ。足腰が弱ってきた為毛づくろいも上手くできず。ケージのすのこをプラスチックから金網+ソアホック予防の敷マットに変更、毎日のお尻ふきと2週に1度のお風呂を行っていましたが改善は難しく…。おしっこ焼けでお尻~後ろ足が脱毛するようになってしまいました。
うさぎ専門病院を受診し、「とにかく清潔にすること!」との指示で毎日お風呂に入ることとなりました。
お風呂準備
我が家で使用しているお風呂グッズを紹介します。
動物用シャンプー
うさぎさんに使用できるシャンプーで、刺激が少ない優しい成分のものを選んでいます。こちらの「プロテハートシャンプー」は非常に優しい成分でできており、他の動物用シャンプーより圧倒的に乾かす時間が短くなりました。乾かしたあとの毛もふわふわ、おしっこ汚れによるフケや細かな汚れもうさぎさんに負担なく取ることができます。
薄手のタオル
タオルですが、我が家では薄手のものを使用しています。タオルドライの際使いやすいというのもありますが、Nicoleはお尻の毛がつるつる状態の為、周りの毛を乾かそうとすると皮膚に直接風が当たってしまうことになります。脱毛している部分は覆いつつ、しっかりと周りを乾かすのにちょうどいいのがこの薄手のタオルでした。1回のお風呂に対し大体2枚ほど使用します。
浅めの風呂桶
Nicoleが洗う必要がある部分はお尻~後ろ足のみ。その他の部分は濡れないよう浅めの桶を使用しています。100円ショップ等で売っているもので十分使用できるかと思います。
ドライヤー
タオルドライ後、しっかりと乾かす為に必須なドライヤー。人間が普段使用しているものをそのまま使用しています。温度や風圧等細かく設定ができるものもありますが、ドライヤーの動かし方で調整ができるので新しいものを買い直したりはしておりません。
入浴後の外用クリーム類
オゾンクリーム
病院にて処方して頂いた炎症止めクリームです。細胞の代謝を活性化させ、動物自身の持つ自己治癒力を高める作用があります。炎症が酷い部分に使用しています。
パンフェノンエッセンス
ピクノジェノール(フランス海岸松樹皮抽出物)が主成分の塗るサプリメントです。抗酸化作用、抗炎症作用が非常に高く、発毛促進を促します。毛が薄くなっている部分に主に使用しています。
※外用クリームは多用な種類があります。獣医師との相談の上、その子に合うものを使用してください。
次回、いざお風呂へ
実際のお風呂中の様子は時間等も含め細かく書きたいので、2回に分けます。次回はお風呂にかける時間、洗い方・乾かし方などをご紹介いたします。