うさぎの健康

うさぎが食べるとNGの植物【野外編PART1】

GEX ヘルシーレシピシリーズ

今回から5回にわたり、うさぎが口にするには大量に摂取すると健康を妨げる成分が含まれていたり、毒性があるものをご紹介します。植物はもともと若芽や種子や実を食べられないよう、また自らを守るために毒を持っている種類があります。うさぎが食べてしまった場合は、早い段階で動物病院に電話を入れ、病院へ行くまでの処置を伺い、食べた可能性のある植物、時間経過、症状の有無を報告しましょう。

毒性の症状はうさぎでの症状はあきらかでないので、人に現れる主な症状で明記しています(嘔吐は除く)。

ギシギシ(タデ科)

学名

Rumex japonicus

特徴

葉は長さ10~30cmの長い楕円形や細長く、先がとがる。花は円錐状の花序につき、苞(ほう=つぼみのように葉が変形したもの)がある。外来生物法で要注意外来生物に指定されている。茎をすりあわせるとギシギシという音がすることが由来といわれる。草丈が60~1m程度まで成長し、スイバと似ているが、緑色の花穂をつける。あぜ道、土手、田畑など生える。

有毒成分

シュウ酸カルシウム

症状

結石の原因にもなる、下痢、胃腸炎、麻痺、皮膚炎

ギシギシ(タデ科)
ギシギシ(タデ科)

スイバ(タデ科)

学名

学名/Rumex acetosa

特徴

葉は長さ10cmのや細長く、先がとがる。茎先に円錐状の小さい花を密につける。「酸い葉」が名の由来で、茎を噛むと酸味がある。少量でフランス料理に使用することもあるが、シュウ酸が多く含まれる。あぜ道、土手、田畑など生える。

有毒成分

シュウ酸カルシウム

症状

結石の原因にもなる、下痢、胃腸炎、麻痺、皮膚炎

スイバ(タデ科)
スイバ(タデ科)

カタバミ(カタバミ科)

学名

Oxalis corniculata

特徴

葉(小葉)はハート形でクローバーと間違えやすいが、花がまったく違う。黄色の花をつける。葉は夜や低温時に閉じる(クローバーは閉じない)。カタバミ種はたくさんあり、ピンク(ムラサキカタバミなど)、葉が紫(アカカタバミやカタバミ属のオキザリス)のものなどもある。繁殖力が高く、種を自らの力ではじけ飛ばし、生育範囲を広げるため、道路わきでもどこでも生える。

有毒成分

シュウ酸カルシウム

症状

結石の原因にもなる、下痢、胃腸炎、麻痺、皮膚炎

カタバミ(カタバミ科)
カタバミ(カタバミ科)

ウルシ(ヤマウルシ・ウルシ科)

学名

Toxicodendron vernicifluum

特徴

卵形か楕円形の葉を持ち、紅葉する。樹液にウルシオールという成分が含まれ、この成分に毒性はないが、接触することでかゆみ・かぶれを引き起こす。ヤマウルシも同様。山地から低地丘陵に生える。

有毒成分

ウルシオール

ウルシ(ヤマウルシ・ウルシ科)

ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)

学名

Phytolacca americana

特徴

紫色の実をつける。つぶすと赤紫色の汁が出る。草丈1〜2mになる。葉は長さ10〜30cmの長楕円形で先がとがる。空き地や道ばたに生える。

有毒成分

フィトラッカトキシン、サポニン(根)など

症状

下痢、中神経麻痺、痙攣、呼吸障害、心臓麻痺

ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)

ドクゼリ

学名

Cicuta virosa

特徴

草丈1mに達する大型の多年草で、水辺や沼地などに自生する。球状に白色の小花を多数つける。葉はセリとよく似ているため、誤食してしまっての食中毒例も多い。

有毒成分

ポリイン化合物(シクトキシン、シクチン)

症状

痙攣、呼吸困難、嘔吐、下痢、腹痛、眩暈、意識障害

ドクゼリ

ドクニンジン

学名

Conium

特徴

複合散形(傘状)に白い小さな花をつける。葉はにんじんやイタリアンパセリの葉と間違えやすい。古くは薬用植物として輸入されたようだが、山にんじん(シャク)と間違えて食しての中毒例もある。

有毒成分

アルカロイド

症状

神経麻痺、呼吸困難

ドクニンジン
ドクニンジン

ユリ科全般

ネギ、玉ネギ、ノビル、にんにく、ヒヤシンス、水仙、ハナニラ、ヤマユリ、ヒガンバナ、チューリップなど

有毒成分

硫化アリルなど

症状

嘔吐、下痢、中枢神経の麻痺

ユリ科全般

ナス科

じゃがいもの芽、未熟のトマト、とうがらし、野生のナス科植物〈朝鮮朝顔、いぬほうずき、ワルナスビ、ヒヨドリジョウゴなど〉

有毒成分

ソラニンなど(トマトは実・葉にトマニンも)

症状

下痢、腹痛、発熱、頭痛、溶血作用、呼吸中枢麻痺、呼吸困難

ナス科

キンポウゲ(ウマノアシガタ・キンポウゲ科)

学名

Ranunculus japonicus

特徴

英名ラナンキュラス。キンポウゲ科はトリカブトなど毒性のある植物が多い。適度に湿った路傍などに普通に生育する。2cmほどの黄色い花をつけ、葉はぎざぎざしていて縁には鋸歯がある。

有毒成分

アルカロイド

症状

下痢、手足の麻痺

キンポウゲ(ウマノアシガタ・キンポウゲ科)

ハナニラ(ヒガンバナ科

学名

Ipheion uniflorum

特徴

葉はニラそのもので、鑑賞用のみならず、野生化したものが道端に群生していることがあるので注意。茎や葉からニラのかおりがする。白や藤青色、ピンクのかわいらしい花が咲く。野生化したものは白色が多い。

有毒成分

調査中

症状

下痢

ハナニラ(ヒガンバナ科

オナモミ(キク科

学名

Xanthium strumarium L.

特徴

「ひっつき虫」としておなじみ。とげとげした衣類にぴたっと張り付く実がなる。

有毒成分

リノール酸、カルボキシアトラクティロシド。全株、種子

症状

めまい、胃腸炎

オナモミ(キク科

追記:イチョウは銀杏はかぶれるので注意、梅は種子や実に毒成分があるので注意しましょう。

そのほか毒性のある植物はこちらもご参照ください。

次回は【野外編PART2】。花はとてもきれいなのですが、うさぎが食べたらNGな毒性植物をご紹介します。

3回目は【観葉植物】、4回目は【野菜・食品編】の予定です。

うさぎが食べるとNGの植物【野外編PART2】庭、公園、道路の植え込みなどで見られ、うさぎがに毒性がある植物をご紹介します。このような花々にうさぎを近づけるといった行為はやめましょう。野生化のうさぎと違って、おうちのうさぎは興味があるものはかいでから口にすることがあります。...